津波てんでんこ
って言葉知ってましたか?
私は先日初めて聞きました
津波が来たら人のことはともかく自分の安全を優先させて逃げなさいという意味らしく、聞きようによっては冷たいとか感じるかもしれませんが、これがその地方で生き延びるための知恵なんでしょう^^
津波てんでんことは、津波の被害を何度も受けてきた三陸地方沿岸部の人びとの“危機管理の知恵”で、津波から逃れるには各自てんでんこ(“てんでこ”とも言う。「てんでばらばらに」の方言)逃げろ、という意味である。
津波てんでんこは、古来(直近まで)、三陸地方で「津波が来たらてんでんこ逃げろよ」という言い方で親から子へ伝えられる災害教訓である。それを岩手県大船渡市生まれの津波災害史研究家・山下文男(1924年~2011年12月13日)が「津波てんでんこ」と標準化・記号化して防災標語とすることを提唱し、防災分野では広く、津波避難の啓発の際に引用紹介されていた。東日本大震災後はこれが一挙に、津波避難の標語として標準化したと言える。
(以下略)
引用元:ハザードラボ 津波てんでんこ
この言葉を初めて聞いたのが2月17日(日)
『大正大学×全學寺 てらのひスペシャル
すきだっちゃ南三陸』
というイベント
たまたま全學寺の副住職の大島さんとお知り合いになり
「今度こういうイベントを2月16日17日でやるので来てほしい」
とのことでしたので、軽い気持ちで応援のつもりで行きました
だって、この副住職普段は全くラッパーみたいな感じで(写真参照)
言われないとお坊さんだと・・・いや、いわれても想像がつかないです(笑)
私の方がよっぽど・・・以下自粛
なので、何か軽く参加しましたが、そのイベントの中の一つで
「語り部の南三陸」
というのがあり、大学三年生の渡邊さんという被災を経験した方がお話するというのがありまして、とてもかわいらしく、本当に普通の大学生という感じ
(写真掲載の許可は得てます^^)
中学1年生の時に東日本大震災を経験したとのこと
その話は決して饒舌でもなく、整理されているわけでもなく、一つ一つ思い出しながら話している
時々「よく覚えてないんですけど」ということもあるのですが、これがかえって真実だろうな私は感じました。
「幼稚園の頃から『津波てんでんこ』って教えられていて」
という言葉があり、彼女の実家が漁師さんというのもあるのでしょうが、本当にそういうのが言い伝えられてるんだというのも何かすごく心に残りましてタイトルにしてみました(笑)
彼女の語りを聞いて東日本大震災という出来事を思い出しました
起こった当時からしばらくは色々寄付などもしていましたが、正直ここ数年何かアクションを起こした記憶はありません
そして、今また何かやりたいと思っているが、明日になれば忘れているかもしれません。
でも、それでもいいと思います
思い出した瞬間だけでも、何もしないより何かするほうが尊いし意味はあるのではと思う
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の中で
竜馬が初めて富士山を見た時、その景色を見て
「日本一の男になる」
と言うと、お供が意地悪く「それは気のせいでございますよ」と茶化すと
「あたりまえだ。正気で思うものか。坂をおりればすっかり忘れているにちがいないが、しかし一瞬でもこの絶景をみてこころのうちがわくわくする人間と、そうでない人間はちがう」
この一節結構好きで一瞬でも思ったら出来る事やってみようとまずは発信してみます^^
また、何かやるかもしれません
P.S
大島さん本当に住職さんでした(笑)